スーツスタイルのビジネスマンにとって、欠かせない仕事着であるワイシャツ。デキるビジネスマンは、自分をカッコよく見せることができるシャツについてもこだわりたいものですよね。特注の「オーダーシャツ」は、生地を自分で選ぶことができ、体型にフィットした一着をオーダーすれば作ってもらうことができます。
この記事では、オーダーシャツにおける生地選びについて、解説していきます。
オーダーシャツの定番生地は？
せっかくこだわって仕立て上げるオーダーシャツであれば、生地にはこだわりたいところですよね。オーダーシャツで選べる生地はさまざまですが、それぞれの生地ごとの特徴について、解説していきます。
＊ブロード
ブロードとは、縦糸と緯糸を十字に交互に織った平織の生地です。糸の太さで肌触りや見た目の印象が大きく変わり、糸番手が高いものほど光沢感が増していきます。既製品のシャツに多くみられる生地です。
＊ツイル
ツイルとは、縦糸と緯糸を2本以上の間隔で交差させた生地のことを指します。通称、綾織とも呼ばれています。ツイルの特徴として生地の織目が斜めに現れ、生地も厚めになり、光沢感も出ます。
＊オックスフォード
オックスフォードは、オーダーシャツの生地の中でよく選ばれている生地になります。縦糸と緯糸の2本ずつ揃えて平織にしていき、通称斜子織りと呼ばれています。生地に厚みがあり、斜めにでる織目がはっきりと出ます。
また、通気性にもすぐれており、シワになりにくいのも特徴です。
特に高い番手をつかっている生地は光沢感が増すため、上品な仕上がりになります。
＊ヘリンボーン
ヘリンボーンとは、日本語訳するとニシンの骨といわれており、織柄が魚のニシンの骨のような模様があらわれることから、このように呼ばれています。変わり織りの一つです。
＊ドビー
ドビー織機で織られた生地のことをドビーと呼びます。変わり織りの一つで、ストライプやチェック、ドットなどさまざまな柄があり、ビジネスシャツで多く取り入れられています。
同じ型でも生地によって印象は大きく変わる
オーダーシャツの醍醐味は、自分好みの生地を自由に選ぶことができる点です。たとえ同じパターンのシャツであっても、生地が変われば、見た目や触り心地など印象は大きく変わります。
また、着用シーンによってもシャツの生地の選び方は異なります。冠婚葬祭などのフォーマルなシーンでは、ブロードがよいでしょう。ビジネス用途であれば、ツイルやドビーといったものがよく選ばれます。
着用シーンも想定しながら、是非自分好みのシャツの生地を見つけ、オーダーシャツを楽しみましょう。